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執筆者の写真山岡設計事務所

杭打ち工事

こんにちは 大沢です(^^)


先日、杭打ちの立ち会いに同行させて頂いたのですが、圧巻の現場力を見ることができました!



今回は直径1m、深さ30mの既製コンクリート杭で、3本の杭をジョイントして一体化させます。



少しのズレで角度か付いてしまうと、杭を打つ際にぶつかって挿入できなくなる為、常に2点確認を行っています。



掘削しながら、調査時の地盤強度や土質と相違がないか確認を行っています。

掘削完了後は、杭と周辺地盤を一体化させる為のセメントミルクを注入、撹拌を行います。



こちらの現場は4Sが徹底されており、どこを見ても整っていました。作業中も、工程ごとに清掃を行っています。



まるで人の手のように重機を器用に動かす技術。出続ける残土を涼しげな顔で黙々と移動し続ける職人さん。流石でした。。



垂直確認をしながら杭を挿入。



接続プレートの設置からボルトの一次締め、マーキング、本締めまで、それぞれの役割を手早く行っており、一連の流れを通してハイレベルな現場力を魅せて頂きました。


今回は、構造的なお話になりましたが、2011年に起きた東日本大地震では相当数の建物被害があり、この地震を受けて、国土強靭化基本法と言うものが制定されました。これは、今後やってくる災害に対して、被害を最小限にしていく事を目的としています。

こちらの取り組みを、発掘、評価、表彰を行うジャパン・レジリエンス・アワードでは、

取り組みへの重要性に鑑みて、今年度から内閣総理大臣賞を創設する程注目されたようなのですが、こういった賞も、現場で作業している職人さんあってなのかなと感じました。



あれだけ大きな杭も、すっかり見えなくなりました。こういう見えない部分こそ監理できる体制を整える事と、災害・防災への意識も今一度高めていきたいと思います!!

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